過活動膀胱はどうやって治療するの?

飲み薬・貼り薬による治療

飲み薬や貼り薬による治療は、過活動膀胱の治療ではじめに検討される標準的な治療法です。
症状がかなり進むなどしてお薬の効果が見込めない場合を除いて、多くの方が飲み薬や貼り薬による治療を受けます。

お薬には効き方によって大きく2つの種類があります。

飲み薬・貼り薬のイラスト画像

抗コリン薬

膀胱に作用する神経からは、筋肉を収縮させるアセチルコリンという物質が放出されます。抗コリン薬はアセチルコリンが膀胱に働きかけないように抑え、膀胱の過剰な収縮を抑えます。

抗コリン薬のイラスト画像 抗コリン薬のイラスト画像

β3(ベータスリー)作動薬

膀胱に作用する神経からは、筋肉をゆるませるノルアドレナリンという物質が放出されます。β3(ベータスリー)作動薬はノルアドレナリンが働きかける受容体を刺激し、膀胱の筋肉をゆるませます。

β3作動薬のイラスト画像 β3作動薬のイラスト画像

これらのお薬から、症状に合わせて適切なものを選び、使用することで症状を改善させます。
※お薬をいくつか組み合わせて使用することもあります。

お薬によって別の症状があらわれた場合や、お薬についてなにかわからないことがある場合には、すぐに医師や薬剤師に相談しましょう。